スタジャンとは?スカジャンとは?違いは何?

スタジャンとはスタジアムジャンパーの略語で和製英語になります。命名したのはあのVANで有名なファッションカリスマの石津謙介さんです。英語ではアワードジャケット、バーシティジャケット、レターマンジャケット等と呼ばれています。

スタジャン

発祥はアメリカのベースボールからです。野球プレイのスタンバイ中に投手の肩を保温しておくために、袖を皮革にした選手のユニフォームの一つとして始まります。その特殊なジャケットは同じ野球クラブから北米アメリカの高校や大学へと広がりました。ウールボディと袖革の大胆なツートンカラーはとても目を引くジャケットになりました。そして徐々に野球以外のクラブ活動でもチームのユニフォームにして採用し、試合の時には目立つ応援着にもなりました。

ボディカラーをスクールカラーにして学校名やチーム名あるいはマスコット等のイニシャル1文字をシニール(もこもこワッペン)で作成して左胸に縫い付けました。両腕や背中そして右胸には自分のポジション番号や卒業年度そしてマスコット等でデコレーションするのが流儀になりました。またスポーツ等の試合やコンクール等で優秀な成績を残せばその褒賞内容も自由に加えて行きました。それは年数を重ねる毎に勲章のようなジャケットになり、他のメンバーからは憧れの的にもなりました。

アワード(賞)とかバーシティ(代表チーム)と呼ばれる語源がここにあります。選ばれし者そして優れた成績の者だけが着る事の出来るジャケットというまさに華のあるジャケット、それがスタジャンです。そしてボディをメルトンウールで袖を皮革で作成するので昔も今も高値の華でもありました。もちろん機能的にも防寒用にも優れているのでアウタージャケットとしても受け入れられました。またこの大きなツートンカラーは目立つのでファッションアイテムとしても多くの街のシーンで見受けられるようになりました。

それではスカジャンとは?
ヨコスカジャンパーの略語で和製英語になります。英語ではスーベニアジャケットと呼ばれています。第二次世界大戦が終結して間もなく朝鮮戦争が始まりました。米軍基地が設けられた横須賀には米国からその戦闘員として多くの若者が赴任しました。少しの期間を横須賀で過ごし、そして朝鮮半島に出兵して行きました。滞在中に日本の記念となるようにとある兵士が支給されたナイロン軍服に刺繍を入れました。これが人気となり彼らの間に広まりました。多くの刺繍柄が東洋をイメージしているのはその理由です。またスーベニア(お土産)と呼ばれる所以です。

スカジャンの画像

ナイロン軍服は飛行機中に墜落や海に落とされた時に、彼らを一刻も早く救出発見される為に裏地をオレンジ色等になっています。それは非常時に裏返しをして着る為にです。今でもリバーシブルが多いのはこの理由です。MA-1と同じですね。

各ジャケットのこんな歴史や機能を知るとまた愛着が湧きますね。