特に気をつけることはありません。毎日着ていれば体から出る脂肪分が袖革を滑らかに保ちます。でも2~3年後にもし出来ることなら、袖皮には専用クリーム等をシーズン終わりの時に汚れ落としを兼ねて使用すると良いようです。塗りすぎますと柔らかくなりすぎますので少しで大丈夫。袖革の部分汚れには消しゴムが有効です。最近のお薦めは万能トリートメント「ラナパー Renapur」(写真参照)です。
一押しの「ラナパー Renapur」はクリームをスポンジにほんの少し付けて、皮革に軽く拭くだけでOK。皮革本来の輝きと撥水効果があり、とっても便利です。シーズンオフに仕舞い込む時にも少しこれを拭いておけば、カビ予防にもなります。靴、皮革ソファー、ベルトや札入れ等にも使用出来て1家に1個あると重宝します。
※クリーニングには賛否両論あります。自分は基本的には皮革製品ですので出さない事を強くお薦めします。 過去体験で2回ともダメージが発生(皮革の硬質化とボディウールの縮小化 LサイズがMサイズ位に)してとても後悔しました。(T_T) なのでもし出す時は実績と信頼のあるクリーニング店にして下さい。尚料金は革製品扱いなので割高です。 ちなみに高校時代購入した40年以上前のスタジャン(米国製) はクリーニングに1度も出さないので袖の皮革はまだ活きています。今もエイジングを楽しんでいます。
とは言うものの、やっぱり手首のリムニット部分が一番汚れます。そんな時はリム部分だけ伸ばしてぬるま湯で手洗いして下さい。中に新聞紙を丸めて入れると即乾きます。乾燥後はリム部分の伸びも収まり綺麗になります。(写真参照)
スタジャンはあまり気にせずに、がんがん着込んでやって下さい。そして早く自分の身体に馴染ませて、「スタジャンに付いた傷やシミは全部あなたの思い出と勲章」に是非してやって下さいませ。10年も着続ければすげー愛着がさらに生まれてくるはずです。
ダメージのある皮革へ
「デリケートクリーム」-良くしみこみます。皮革が柔らかくなって何か生き返る様です。良い匂いなので作業も楽しいですが使いすぎてしまうのが難点かも。ダメージある皮革へほん少しは効果があるかもしれません。
「馬油(バーユ)」-あの独特の臭みも塗ると完全に消えます。べたつきも無く、皮革も再生した感じです。良いかも。「ミンクオイル」ベタベタしているので、あまり吸収しないんじゃないかな?昔野球グローブの手入れを思い出します。
結論/皮革はクリーニング等で一度硬くダメージを受けると再生は不可能の様です。基本タンパク質なのでゆで卵を生卵に戻すようなものです。